名古屋インプラント歯科Blog | 最新の歯周病治療 矯正歯科/2011-10-29
唾液検査
唾液検査(サリバテスト)でむし歯のなりやすさを調べて、予防に努めましょう。
唾液検査で調べる項目は、唾液の分泌量、むし歯活動性検査、ミュータンス菌の測定、ラクトバチラス菌(乳酸菌)の測定、唾液緩衝能の測定、食習慣の調査などです。
検査結果に基づき、予防歯科のプログラムを作成します。
唾液分泌量検査
唾液検査専用のガムを咬んで、唾液を作る器官に刺激を与えた状態での唾液分泌量を測定します。 唾液には様々なむし歯に対する抵抗性があるので、この検査によってむし歯に対しての抵抗力(ディフェンシブパワー)の指標になります。
CAT21ファスト(むし歯活動性検査)
プラーク中に含まれているむし歯菌によってどのくらい「酸」が作られるのかを調べる検査です。 この検査によってむし歯を引き起こす力(アタックパワー)の指標になります。
デントカルトSM(ミュータンス菌培養検査)
最もポピュラーなむし歯原因菌であるミュータンス菌を選択的に培養する検査です。 唾液中のミュータンス菌の量が調べられます。一般的なむし歯のリスク判定に最も用いられます。培養検査のため検査結果が出るのに2日間要します。
デントカルトLB(乳酸菌培養検査)
一度治療したところからむし歯や、非常に進行したむし歯がある場合によく検出される乳酸菌を選択的に培養する検査です。 唾液中の乳酸菌の量が調べられます。主に食生活の乱れなどの指標になります。培養検査で検査結果が得られるまで4日間要します。
唾液の緩衝能
緩衝能とは飲食をして酸性に傾いた唾液を中性に戻す能力です。リトマス試験紙のような検査でわかります。
緩衝能が高ければ、脱灰時間が短く再石灰化の時間が長くなります。逆に緩衝能が低ければ、脱灰時間が長いだけでなく、再石灰化の時間がなくなってしまいます。そのため緩衝の低い場合は、むし歯が発症しやすいと言えます。
予防歯科のプログラム
- フッ素塗布の時期と回数
- 食事の回数、間食の摂り方
- プラークコントロールなどです。
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